高齢化対策に集いの場 追浜「ボラセンいきいきサロン」 来月オープン
高齢化率27・7%(4月1日現在)―。市内で最も高齢化が進む追浜地区に11月2日(水)、高齢者のための交流拠点「ボラセンいきいきサロン」がオープンする。地区社協とボランティアセンターの事業として「サロン」を設置するのは、市内では初めて。
横須賀市内では、主に町内会単位で開設されている「いきいきサロン」。概ね月1回、町内会館などを会場に交流活動が行われている。
今回、追浜で始まる「サロン」は、追浜地区社会福祉協議会(地区社協)が主体となり、会場を追浜行政センター分館1階市民ロビーに設置。追浜地区在住の高齢者(65歳以上)を対象に、毎週水曜日に開設する。コーディネーター(相談員)が常駐し、談話を中心に、看護師による健康相談を企画するなど「心地よい居場所づくり」に工夫を凝らす。
「いつでも開いていて、地域の高齢者誰もが参加できる場所が必要」と話すのは追浜地区社協の櫻井一宏会長。現状としては週1回だが、将来的には日数を増やしたい考えだ。さらに、追浜地区ボランティアセンターの橋本承子所長は「地域ボランティアによる支援体制も作っていきたい」と話す。
また、市では現在、自治基本条例の制定に向け、市内各地区に「地域運営協議会」の設置を検討している。追浜地区は、これに先立ち、地域運営協議会のモデル地区に選定された。同会の役割は、まちづくり団体のネットワーク化や地域の課題解決のための取り組みなど多岐に渡る。高齢者対策も「まちづくり」の視点として欠かせないもの。今回の「いきいきサロン」には地域運営協議会も事業参加している。ひとり暮らし高齢者も増える傾向にある追浜地区。地域全体で高齢者を支える場として、期待の声が上がっている。
サロンの利用料は1回100円(事前申込は不要)、開設時間は午前10時半〜午後2時半。詳細は追浜社協【電話】046・865・2601へ。
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