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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2011.12.02

今月3日にゴスペルコンサートを開催する「よこすか市民会議(YCC)」の代表を務める
片桐 信治さん
公郷町在住 78歳

志は高く、行動は地道に



 ○…横須賀で本物のゴスペルを学ぼう―。その思いから始めたクリスマスコンサートは、今年で10周年を迎える。横須賀のイメージアップを目的に98年に本格的に活動を始めた「よこすか市民会議(YCC)」。その当時から代表として奔走してきた。当初は海洋文化を学ぶことが主たる活動だったが、今では横須賀ならではの芸術文化の発信も、事業の大きな柱となっている。米海軍横須賀基地内から講師を招き、練習を積んだ本場のゴスペルソング。その魂の歌が響き渡る。



 ○…現役時代は家電メーカーの経理部門に勤務。「(当時は)仕事人間で、地域で飲んだこともなかったですね」。その反動からか、退職してからは地元に積極的にかかわるようになった。「生き甲斐の3本柱」と表現するのが、このYCCと、指導員の資格ももつ太極拳、さらにはリタイアした仲間同士で歴史や芸術を学ぶ生涯学習グループ「けんゆう会」。これらをほぼ同時に始めた。「そろばんをはじくだけが能じゃないですからね」と微笑む。活動を始めて15年余り。行動力は衰えることを知らない。



 ○…そのひとつが、スポンサー営業に自ら赴くことだ。YCCの活動を紹介するチラシの裏には、足で稼いだ協賛企業の広告が並ぶ。このご時勢、先方も簡単には首を縦に振ってくれない。だが「断られてから始まると思っていますから」と前向き。売り文句は、「(YCCの)活動の中身を見てください」。これまでの実績に自信をのぞかせる。



 ○…モットーは、「志は高く、行動は地道に」。今後の活動として見据えているのは、”海へのいざない”だという。「日本には海をテーマにした歌が多いので、海の音楽会も面白いですね」。もうひとつ、「自分史」を書くことも志す。名古屋での戦争体験、大学時代に所属した演劇サークル、現役時代の仕事…。やりたいこと、伝えたいことはたくさん。これからも、地道にコツコツと歩んでいく。

 

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