「夢は必ず叶う」 浦賀中 劇団四季俳優らが講演
劇団四季ミュージカル『キャッツ』に出演する横須賀市出身の俳優、武藤寛(かん)さんら同劇団員5人と、同市出身のソプラノ歌手、蛇目泰子さんが今月12日、市立浦賀中学校を訪れ、「夢」をテーマに講演した。
同校が独自に講演を依頼して実現。「全校道徳」の授業として、生徒約1000人が熱心に聞き入った。
学生時代を横須賀で過ごした武藤さん(久里浜中、岩戸高卒)。東京の音楽大学入学後に見た舞台が人生の転機となった。「ドラマあり、歌ありで一気に引き込まれました。それからはレッスンとアルバイトの毎日でした」と振り返った。
一方、鴨居出身の蛇目さんは、小学生の頃から地元の合唱団に入り「歌うことが当たり前」という環境で育ったという。「好きな事をつきつめていったのかな。それが仕事になっているのだから夢のよう。人を喜ばせた時、お金になった時に充実感があります」と、プロの歌手としてのやりがいを語った。
「将来の夢がある人?」との問いかけに、この日約半数の生徒が手を挙げた。武藤さんは最後に、つらいことや信じられないことがあったとしても「全て必要な経験だから起こっている」と伝え、「そこに正しい意味を見つけて行動に生かすことができれば、必ず夢は叶う」と力強く締めくくった。
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