鴨居中吹奏楽部 皆で奏でる結束の音色 県代表で東関東大会出場
市立鴨居中学校の吹奏楽部が、今月27日(日)に茨城県で行われる「第18回東関東アンサンブルコンテスト」へ出場する。地区予選を勝ち抜いた29チームで、全国大会への切符2枠をかけて競う。本番を目前に控え、メンバー8人は気持ちをひとつに士気を高める。
アンサンブルチームは8人で構成され、フルート・クラリネット・サックス・パーカッションが音色を奏でる。通常は弦楽四重奏や木管五重奏といった同種楽器による合奏形態が多い中、異なる楽器が混合している「木管打楽器八重奏」編成が同校の特徴。木管の流れるような音色と打楽器のリズムが美しいハーモニーを生み出している。
昨年12月に行われた県大会では、県内の400以上のチームから選ばれた60チームが音を競い、その中で金賞を受賞して東関東大会の出場権を得た。東関東大会へは2000年度に浦賀中学校が出場して以来、13年ぶり2校目となる。同大会の上位2チームは、全国大会へ駒を進めることができる。小林善信くん(2年)は「3年生との最後の大会。全力を尽くして頑張りたい」と話し、チームリーダーの宮本花さん(3年)は、「観客に楽しんでもらえる良い演奏をしたい。めざすは全国」と意気込む。
練習に特色
同校の吹奏楽部は練習方法に特色がある。まず、楽器パートごとの練習では、音大出身の講師などを招き本格的な指導を行っている。顧問の木下恵一先生は「上手くなるだけでなく”音楽”の文字どおり音を楽しんでもらうため」といい、「プロと接することで個々のモチベーション向上にもなっている」と話す。
また、浦賀中学校や久里浜中学校、逗子高校・三浦学苑など他校の吹奏楽部と合同練習を定期的に行っている。同世代のライバルたちの良いところを吸収し互いに刺激しあい、レベルの高い高校生の演奏を聴いて指導を受けることで指導に厚みを持たせている。
昨夏のコンクールでは、日々の練習の成果を発揮して県南支部を2位で通過し、県大会へ出場。その後、東関東大会への初出場も果たし、同部は着実に実力をつけている。
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