3本に見えて実は? 天神島の”ど根性松”
ハマユウが見頃を迎えた天神島臨海自然教育園(佐島3の7の2)に厳しい生育条件に耐え、人知れず命を育むクロマツがある。
一見、3本の松の木が生えているように見えるが、実は同じ幹で繋がる1本松だ。地表から2m30cmの高さまで真っ直ぐ育っていた松は突然直角に進路変更。その後、重力に従うように梢頭は下へ向かって伸び、樹形はまるで地を這う龍のようだ。幹の一部は地中に潜り、高波が打ち寄せると海水に浸かるなど過酷な生育環境にも負けず、今もなお成長を続け、青々とした葉を茂らせている。
同園の馬場正さんは「常時強い海風が吹きつけるため、やむを得ず真横に育つしかなかったのでは」と推測し、その強い生命力に感心の表情を浮かべていた。
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