赤ベレーの"守護者" 夜間パトロールで犯罪抑制
ギラリと見張られているような「目」に天使の羽根、真っ赤なベレー帽がトレードマーク。全国に25支部をもつNPO法人「ガーディアン・エンジェルス」はその名の通り、「街の守護者」として繁華街の防犯パトロールなどの事件・事故の抑止活動に尽力する。
発祥は約30年前のニューヨーク。当時「犯罪の温床」と言われていた地下鉄構内を若者たちが自主的に見まわりを始めたことに由来する。現在では日本を始め世界14カ国で活動を展開している。横須賀支部は現在7人が在籍。月に1度犯罪や非行などを防ぐため地元を中心に定期的にパトロールを行っているほか、夏場は祭や花火大会など人が集まるイベント時も要請を受けて活動を行う。
地域全体で見守る
13日に行われた夜回りには、同団体のほかに警察や県・市役所、米海軍基地などから約30人が集まった。時刻は午後10時半。ゴミ袋を片手に汐入から横須賀中央一帯を約2時間かけて清掃しながらパトロールする。活動を通し他団体とのつながりができるので、地域全体で犯罪を防止する「目」となるという。
金曜日ということもあり、ドブ板界隈には酔客が目立つ中、一行は慣れた足取りで進む。「こんばんは」「今帰りですか?」など通行人への声かけも忘れない。
パトロールは昨年で実施200回を迎えた。同支部副支部長の三浦勝次さんは「夜間なので市民の目には触れにくいが、回を重ねるごとに少しずつ浸透してきたのでは」と話す。
同支部では現在メンバーを募集している。健康で地域ボランティアに興味のある18歳以上の男女なら誰でも参加可能。問合せは本部事務局【電話】03・3523・5300
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