横須賀に住む大学生らが、学生目線で市に政策を提案する「学生政策コンペ」を行う。学校横断で政治に関する研究を行っている団体「スカペンコ」が主催。政治を身近に感じてもらうことが目的で、今月7日(日)には参加学生に説明会を行う。
「コンペ」とは、コンペティションの略で、複数の案からよりよいものを競争形式で決定すること。今回は、「横須賀を盛り上げる・住みたくなる」をテーマに、政策を立案して発表する。市内だけでなく三浦半島に在住・通学している学生が対象で、個人あるいは2〜3人のチーム制。地元有識者らによる審査を受け、一番高得点だったチームには、吉田雄人市長に提言する機会が与えられる。「学生らしさ(斬新性)」や「実現可能性」などが評価のポイント。参加者の募集は今月1日に締め切られており、7日に小川町の「ヨコスカテラス」で初回説明会を開く。中間発表会を経て来年2月に市長らの前で発表する予定だ。コンペ形式にし、参加者のモチベーションを向上させ、審査員からアドバイスを受けることで、「政策として完成度の高いものを目指したい」と主催する竹岡力(ちから)代表は話している。
竹岡さんは、ハイランド在住の大学2年生。今年、大学の通学エリアである東京都中野区で行われた学生政策コンペに参加し、横須賀も抱える課題「空き家」に関する政策を提言。その経験から、「地元でも学生が意見を言える場を作りたい」と仲間5人でコンペをもじった「スカペンコ」を結成。先月上旬には、吉田市長のもとを訪ね、企画趣旨を説明。「学生と政治とはおもしろい組合わせ」と評価され、最終発表会での審査員など、市からの前向きな協力を取り付けた。
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