小学校・中学校・高校と特別支援学校で使用する教科書を公開する展示会が、市内の2会場で行われている。同展示会は、現在使っている教科書と、来年度から使用される見本を閲覧できるもので、毎年6月に県内の各地区で実施されている。
小・中学校で使用する教科書は、学習指導要領の改訂などに伴い内容の更新が行われており、各出版社が制作したものを4年ごとに検定。各自治体の教育委員会が採択する仕組みとなっている。小学校では今年4月から、新しい教科書で授業が進められており、中学校では今年8月に採択を行い、来年4月から新教科書の使用が始まる。
傾向としては、学習指導要領が「脱ゆとり」の方向を示して以降、ページ数も増えている。また、検定と採択の過程で関心が高まっているのが、中学の歴史・公民。特に歴史や領土などに関して、出版社によって異なる記述・表現が見られるという。
市内では、横須賀市教科書センター(横須賀市教育研究所3階/久里浜6丁目)と臨時会場のヴェルクよこすかで、今月12日から展示会が行われている。閲覧できるのは、今年度使用されているものと、来年度から使われる『見本本(みほんぼん)』の計924冊(ヴェルクでは小・中のみ)。「子どもたちが今、どのような教科書で学んでいるか、知ってほしい」と市教育研究所担当者。開催は両会場とも6月25日(木)まで、時間は平日午前9時半から午後8時(土日は5時20分まで)。問い合わせは同研究所【電話】046・836・2443
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