大楠山のふもとにある農園食堂「SHOKU-YABO農園」のコンセプトショップ「旅人屋」が17日、横浜駅西口の高島屋地下1階に常設オープンした。30年ぶりという惣菜売り場の全面改装の目玉として出店している。
こだわりのある食材を作っている生産者と、地元食材を求める商業者(バイヤー)を結びつける横須賀商工会議所主催の食のマッチング商談会が橋渡しの場となった。
既存の農園食堂では、園内で育てた無農薬野菜を全国各地の伝統的な調味料で味付けしたシンプルな料理を振る舞っている。看板メニューの「かてめし」は、米が貴重だった時代に大根や人参などの食材を混ぜ合わせ”かさ”を増して食べていたもので、日本の食文化も紹介している。
新店舗では、「かてめし」に加えて、旬の野菜にこだわった惣菜が並ぶ。ポテトサラダなら男爵芋、メークイーンといった品種による味の違いも楽しめるという。
農園での生産量に限りがあるため、一部の食材は信頼のおける農家から提供を受ける形となるが、「将来的には自作の野菜ですべての料理を提供していきたい」と新店担当の前川雄基さんは話している。
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