本来、生きているうちには入れない棺の中で「死」を疑似体験することで、生について考える――。米が浜通にある葬儀会社「辰若」で18日、自身の最期を考える「終活」の一環として入棺体験が行われた。同社の葬儀会員や、近隣住民らが参加した葬祭フェア内のイベント。
葬儀の生前予約希望者などが、棺の大きさや種類をイメージしやすいように企画されたもので、今回が2回目。参加者は、実際に棺の中に入り蓋を閉めてもらい、しばし静寂を体験。富士見町から家族連れで来館した小栗功充さんは、「普段あまり意識しない死について考える、貴重な機会になった」と神妙な面持ちで話した。「意外と寝心地がよかった」という感想や、「衣装はドレスが希望だが可能か」という相談も見受けられた。
スタッフの岩田典之さんによると、参加者の年齢はさまざま。死に関することは日常生活で避けて通りがちだが、「堅苦しく考えず身近に考えてほしい。今をどう生きるかについても見直せる」と話している。
問合せは同社【フリーダイヤル】0120・09・1234
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