横須賀市が管理する北下浦青少年の家(北下浦市民プラザ内/長沢2の6の40)に、本格天体望遠鏡を備えた観測ドームがある。施設の開館時間なら市内外を問わず誰でも無料で利用が可能。市内の天体観測の愛好家グループ2団体(北下浦みんなの家天体観測室友の会/横須賀天文研究会)が、施設を活用して星座ウオッチや惑星観察をテーマにした観望会を開いているほか、個人利用のための「望遠鏡操作講習」を定期的に開いている(※施設利用には受講が必須)。
博物館以外の公共施設に観測ドームが存在するのは極めてまれなケース。建物は民間企業の保養所だったものを2000年に市が買い取って転用しているもので、これも付帯されていた。天体望遠鏡はペンタックス社製で約400万円するという高級品。直径15センチのレンズを持つ。「製造から30年以上経過しているが、性能面での問題はない」と友の会の筥崎(はこざき)さん。観測室は三浦半島の南端に位置しており、気流が安定しているため惑星の観測に最適だという。会のメンバーのひとりは、「空の具合を見て週に2〜3回訪れている。近場にあって無料で利用できる。今の時季なら土星の眺めが最高」と贅沢な環境に満足の表情を浮かべていた。
友の会では、今月30日(日)に一般向けの「天体観望会」を開く。時間は午後7時から9時。参加無料。23日(日)締切り。
申込み・問合せは筥崎さん【携帯電話】080・5546・7913
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