明浜小4年1組 クッキーに地元食材活用 ひじきや海苔使い試行錯誤
市立明浜小学校(久里浜6丁目)の4年1組の生徒たちが地元の特色を活かし、久里浜のひじきや猿島の海苔を使った「明浜クッキー」作りに励んでいる。
同クラスは春から総合学習の授業で「地域に携わる」をテーマに活動。自分たちが住む町の特徴は商店街という声が多くあがり、取材に出向いた。パン屋や焼き鳥屋などを訪問し、商店街に「美味しいものがたくさんある」ことを再発見。特に興味を持ったのが酒蔵一升屋の黒船汁。店主の藤原哉(はじめ)さんを学校に招き、地元野菜や久里浜のタコ入りつみれが入っていること、久里浜で一番のご当地グルメを決める「食の祭典」で昨年グランプリを獲得したことを教えてもらった。「何事にも一生懸命」と担任の堀井真(しん)教諭が話すクラスは同祭典に出店可能なことを知り「自分たちも出たい」とやる気に。早速商品作りに取りかかった。
商店街イベントで配布
9月から議論を重ね、地元食材を使ったクッキーを作ることに。太くて柔らかい久里浜のひじきを入れた「ひじきクッキー」、横須賀の食を代表するカレーを使った「カレークッキー」、猿島で獲れた海苔とチョコを合わせた「のり&チョコクッキー」を完成させ、11月の「食の祭典」に出店する予定だった。
しかし迎えた当日は荒天のために中止。仕方なく配る予定だったクッキーを家族らに食べてもらうと「何の味かわからない」等様々な反応が返ってきた。第3者の意見を参考に改良を加え、もう一度作り直すことにした。
現在力を入れているのが「のり&チョコクッキー」。14日の授業では2時間続けて作業に没頭。海苔の分量を多くする、板チョコを溶かす、チョコチップをさらに細かく…など試行錯誤を重ねていた。
完成した3種が入った「明浜クッキー」は今月23日(水・祝)に行われる商店街イベント「久里浜クリスマスフェスタ」で無料配布する。「地域に住んでいる多くの人に食べてもらいたい」と子どもたち。午前10時から久里浜商店街はろーど通りで実施(雨天中止)。
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