横須賀市が抱える人口減少、経済停滞などの課題を経済界の創意工夫で克服していく横須賀商工会議所の「新生・横須賀実践フォーラム」。この取り組みを紹介する成果報告会が17日、横須賀商工会議所で開かれた。
「市民が誇りを持てるまち」をキーワードに中高年、母親、学生、若手経営者、米基地関係者などの属性別にチームを編成。市内企業の女子社員が商品開発のアドバイスを行う「女子プロデュース部」や軍艦をモチーフに商品開発を行う「軍艦ぐるめコンテスト」などユニークな活動を展開している。現在、地元の観光名所やご当地グルメの市民利用を広げる「横須賀市民割」を実施しているほか、秋に向けて「軍艦検定」の準備を進めていることが報告された。
同フォーラムのアドバイザーを務める元地域再生担当内閣審議官の御園慎一郎氏は、基地や自衛隊を「地域資産」と捉えて、経済活動に結びつけている点を評価。日本商工会議所 観光委員会共同委員長の須田寛氏は、外国人が溶け込んでいる街の特性を活かした交流事業を展開できれば全国の模範になれるとした。
フォーラム活動の実践者らが登壇して自由に意見を述べるオープンミーティングも行われた。
歴史・文化を軸にしたまちづくりのテーマに、「軍艦検定」の推進役である大澤貴行氏は、「(横須賀は)小栗上野介ゆかりの地とされているが、市民にあまり理解されていないように感じる。地域の歴史や文化をリスペクトすることが郷土愛につながる」と意見を述べた。
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