「生活と共にあるアートや音楽を通じて地域の関係を生み出す」をコンセプトとする葉山芸術祭が今年も始まった。個々のアーティストがアトリエスペースなどを開放して展示発表を行っている中で、横須賀エリアのユニークな企画を見つけた。
R134号線、立石公園と秋谷海岸を見渡せるマンションの上階(秋谷5342の1ライオンズマンション504)。往年のオーディオ機器が鎮座するプライベートルームで、アナログ音楽の魅力を伝える城井府吉(きいもとよし)さんのワークショップが今日29日(金)から始まる。
「音の歴史をたずねて」のテーマ通り、エジソン式の蝋管(ろうかん)蓄音機、手動・電動蓄音機、真空管アンプのオーディオシステムを用いて、蝋管、SPレコード、LPレコード、CDと音の変遷を耳で感じる企画。マニア好みのうん蓄も語ってくれる。
城井さんは、日本コロムビアの元社員で音響機器開発などを担当。歌謡曲全盛時代には、録音技師としてレコード制作にも携わっていた。美空ひばりさんのレコーディングにも立ち会った経験があり、作品の完成度にこだわる彼女のダメ出しでお蔵入りとなった曲のマスターテープなど、貴重な音源も所有している。
「その時代の音は、その時代のオーディオで聴くのがベスト」と持論を話す城井さん。想い出のレコードなどを持参すれば流してもらうこともできる。
葉山芸術祭参加企画は5月5日(木)まで。時間は午前11時から午後5時。
問合せは城井さん【携帯電話】090・3540・3112
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