手作りの作品を委託販売する店「テンコモリストア」が今月22日、安浦の聖徳寺坂下にオープンした。店内には、麻を編んで作ったカバンやオリジナルキャラクターが入った一筆箋など500点以上の作品が並ぶ。
これらを製作しているのは、いずれも子育て中の「ママ作家」。育児の傍ら雑貨を手作りしていた母親たち3人が、「知人へのプレゼントにするだけではもったいない」と3年前に上町のギャラリーで展示販売を行ったのが始まり。そこで出会った人から、「自分の作品も販売してほしい」という要望を受け、より多くの人の作品を販売できるように、やっとの思いで店舗を構えた。
女性作家の”やわらかい”作品の雰囲気に合わせて、店内はパステルカラーに統一。自分たちで色づけした木材を壁一面に張り、どの壁にも展示用の金具が取り付けられるようにするなど、多くの作品を手に取って見られるよう工夫した。
「私たちと同じように育児に励む母親たちの出会いの場になれば」と、作品はインターネットを使わず対面販売のみ。店内奥のスペースを使ったワークショップなども企画中だという。
運営者の一人である光武美加子さん(安浦在住)は「多くの作家さんの作品で店内を”てんこもり”にしたい。地域の人とつながれる店を目指す」と話した。
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