EXILE(エグザイル)のメンバーで「横須賀盛り上げ大使」に就任した 橘 ケンチさん 横須賀市出身 37歳
表現者として脱皮図る
○…横須賀を元気づける「盛り上げ大使」の役目を自ら名乗り出た。誰に頼まれたわけでもない。あえて表現するなら「ふるさとへの恩返し」といったところだろうか。就任の手始めとして行ったのが、オリジナルダンスのプレゼント。地元のキッズダンサーによるお披露目では、普段のクールな表情を崩して、笑顔を見せながら一挙一動を見守った。
○…ダンスを始めたのは18歳の頃。平成町の今はなき、中華料理店のガラス戸に自分たちの姿を映して振付の練習に明け暮れた。盟友であるEXILE TETSUYAともここで出会った。大学に進み工学部で電気自動車を研究したが、就職という選択肢はまるでなかった。周囲には心配されたが、「(自分には)ダンスがある」とうそぶいた。根拠のない自信に突き動かされ、夢を追った先で運命の扉が開いた。
○…エンターテイメント集団としての道を歩むグループにあって、自身もダンスだけでなく俳優業で注目を集めている。次のステージを見据え、役者として舞台やドラマにも果敢に挑戦中。広義の”表現者”として脱皮を図ろうとしているところだ。
○…「国際都市・横須賀を世界に発信したい」─。大使の就任会見では、こんな発言も飛び出した。小学生の頃、ストリートバスケで同世代の外国人と一緒にプレーを楽しんだのが異文化交流の原体験。「もっと親しくなるにはどうすればいいか」。以来、英語だけは必死に学ぶようになった。今では日常会話ならほぼ問題のないレベル。グループの海外進出など、世界との接触も増えており、「語学が自分の武器になりつつある」と感じている。忙しい仕事の合間を縫って学びを深めているが、「必要な努力はまったく苦にならない」とさらり。尽きない向上心で新境地を開いていく。
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