神奈川県は、11月18日(金)に県有財産5件の一般競争入札を行う。この中で、市民の関心度の高い予定物件の1つが元横須賀警察署(小川町10の1)。昨年7月、新港町に新庁舎を新築し移転。閉鎖から1年以上経った今、建物1階の窓はベニヤで塞がれ、入口側もフェンスで覆われて雑草が生い茂るなど、廃ビルの様相を呈している=今月18日撮影。
入札の対象となるのは、土地2405・63平方メートルと建物3207・09平方メートルで、5階建ての庁舎(1970年築)や機械室等を含めた現況での引き渡し。用途は商業地域で、目安となる参考価格は4億5660万円。県は現地説明を今月27日(木)午後2時から実施(申込不要)。入札参加申請は11月10日(木)までに提出し、同月18日(金)午前10時半から開札。落札事業者は県ホームページで公開するという。
跡地活用に関心
当該地は、横須賀中央駅から約400m、市役所正面の一等地とあって、跡地の活用が注目されている。近隣の連合町内会や小中学校PTAなど地域住民からは昨年夏、「隣接する公園を活かした利用を」と市に取得を要望する声が出ていたが、「新たな施設建設は行わない」として一昨年10月には既に、土地取得をしない旨を県へ伝えていたことが明らかになっている。
同地は市が定めた「横須賀中央エリア再生促進アクションプラン」の適用エリアに該当し、一定の要件のもと、固定資産税等減税など優遇制度がある。同プランに沿った商業施設・ホテル等での土地利用に関しては、誘致等奨励金制度を設けており、市内外の事業者が関心を寄せているという。
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