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横須賀版 公開:2016年12月16日 エリアトップへ

躍進する横須賀バレー 各世代で年末年始に大一番

スポーツ

公開:2016年12月16日

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市内から3選手が選抜されるのは初めて
市内から3選手が選抜されるのは初めて

 先月行われた「春高バレー」県予選で地元の三浦学苑高校が全国大会の出場権獲得にあと1歩まで迫るなど、横須賀のバレーボール界が活気づいている。年末年始に行われる各世代の大会で、活躍が期待されている選手やチームを取材した。

 県代表 ”3人娘”がチームの中核 加藤・岡部・井手選手

 中学生年代対象の都道府県対抗で行われるJOC(ジュニアオリンピックカップ)の県代表に市内から加藤希紗(3番・田浦中)、岡部たまみ(4番・大津中)、井手はるか(5番・久里浜中)の3選手が選出されている。市内から3人がメンバー入りを果たすのは大会30回目で初めて。夏に行われた県内の有望選手300人を集めた選考合宿から精鋭12人のメンバーに残った。

 それからは毎週土日に県内外へ遠征。他都道府県代表チームや高校の県大会でベスト4レベルの実力を持つチームとの”拮抗した”実戦練習を経て、3選手ともレギュラーを勝ち取った。12月25日(日)から大阪で行われる大会に向け、市勢の選手が中心となって挑む。

強力アタッカー陣

 170センチを超える高身長を活かしたスパイクを得意とする岡部選手と加藤選手。所属する学校では主将兼エースとして活躍、チームをそれぞれ関東大会出場に導いた。現行方式になってから大津、田浦中も初となる快挙。市中体連の専門部長を務める福井優子教諭(久里浜中)は「関東大会に市から2校出場したのも初めて。2人の存在が際立っていた」と話す。両選手は今大会、センターとして出場予定。「今までと違う役割になるが、この3カ月でだいぶ慣れてきた」と岡部選手は手応えをつかんでいる様子。加藤選手も「ブロックなどでチームに貢献したい」と意気込みを話す。

 久里浜中の井手選手は身体能力に優れたアタッカー。ジャンプ力を活かした高い打点のスパイクが持ち味で、本職のレフトのポジションを任されている。

 県代表の沓掛美代子監督は「3人とも将来性があり、今後の成長が楽しみ」と話す。3選手は卒業後、市内の同じ高校に進み「横須賀初の春高バレー出場」を目指していきたいと口を揃えている。

 春高バレー 冷静沈着のセッター 慶応高校 小松勇人選手

 慶応高校男子(横浜市)は先月行われた県大会で、11年連続で春高バレーに出場している橘高校(川崎市)を下し、勢いそのままに前年覇者の荏田高校(横浜市)も破って大会初優勝を果たした。

 その波乱を起こした立役者の1人がセッターの2年生、小松勇人選手(大矢部在住)。高身長のアタッカーが揃うチームの中で多彩な攻撃パターンを駆使して、チームの躍進に大きく貢献した。「今大会を集大成としていたので、春高バレー出場決定は嬉しかったというよりホッとした」と安堵の表情を浮かべる。

*  *  *

 バレーを始めたのは大矢部中学校に入学した直後から。「スポーツとして楽しめたら、という気持ちしかなかった」と当時を振り返る。しかし岩戸中や浦賀中で県大会優勝に導いてきた星野洋司教諭(現・武山中)が顧問となり、教えを請ううちに意識が変わっていった。「すごく熱血でスパルタ式。チームも厳しい雰囲気で練習していくうちに、自然と自分もそういう風になった」。3年生の時、チームは同校過去最高の関東大会ベスト16まで進出。小松選手も主にライトとして活躍した。

 高校は文武両道を目指して同校に進学。そこで渡辺大地監督から次期セッターに指名された。「常に冷静で周囲を見渡す余裕があった」と渡辺監督。今大会でも試合全体を通じて、クイックや時間差などを使い分け、相手にブロックの的を絞らせなかった。「自分が動揺したら、チームの攻撃が成り立たなくなる。どんな状況でも自分は落ち着くように心がけている」と話す姿には正セッターとしての自信がみなぎる。

 春高バレーは来年1月4日(水)から東京で行われる。「両親や星野先生など、地元でお世話になってきた人達のためにも良い結果を残したい」と意気込む。

 目指せ 初めての表彰台 小学生チームは県大会へ

 小学生では市内のチームからメンバーを選抜。男女それぞれ「横須賀選抜」として、来年1月8日(日)に神奈川工科大学(厚木市)で行われる県大会に出場する。11月中旬にチームを結成して以降、現在は週3回のペース、休日の時は1日中練習に励んで、連携を深めている。

 今大会の目標は男女ともに、市勢初の表彰台圏内を掲げている。これまでの大会では惜しくもあと1歩のところで逃し続けてきた高い壁だ。

 今回は女子チームのキャプテンを務める渡邉織さん(池上小・6年生)が絶対的エースとしてけん引しており、「今大会のチームは例年以上に強いと思う」と選抜チームの小崎幸子監督は期待を寄せている。渡邉さんは「キャプテンとしてチームワークを大切にしながら、3位以上を目指してやっていく」と抱負を語っている。
 

強い精神力を評価され正セッターに抜擢
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1月の大会に向け特訓中
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