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学校法人神奈川歯科大学 未来へつなぐ新病院
神奈川歯科大学の新附属病院が今年9月に完成する見通しだ。場所は横須賀中央の国道16号線沿いにあった小川町駐車場跡地(小川町5の6)。口腔を専門とする医療教育機関として、一層の機能強化が図られる。これに向けて、昨年末には横浜市立大学と「医歯連携」を推進する協定を交わし、地域の医療水準を高めていく方針も打ち出した。大きな一歩を踏み出そうとしている鹿島勇理事長に新年の抱負を聞いた。
─「地域密着型」を掲げた新病院が稼働します。
「地上12階建て、総面積1万5700平方メートルと既存病院の約2倍の広さがあります。段々畑のようなユニークなデザインが特徴で、口腔医療を通じて市民とつながることができる拠点になることを願っています。昨今、『おもてなし』という言葉が注目を集めていますが、その意図するところを本学に置き換えると『熟練の歯科医療技術と安心の提供』に他なりません。これに独自の革新的な技術が加われば『最高のおもてなし』となるでしょう。具体的なところでは、新しい外来の立ち上げがあります。巷間話題となっている『口腔内フローラ』に着目し、歯周病や虫歯を原因とする非アルコール性脂肪肝や大腸がんなどの全身疾患の予防を行っていきます。横浜市大との連携はそのためで、互いの専門性を活かして研究・臨床活動を展開していきます」
─新病院にはシンボルアートが設置されると聞きました。
「本学には日本最北限といわれるジャカランダの高木があります。初夏に薄紫色の見事な花を咲かせますが、この”生きたオブジェ”をモチーフにしたアートを飾ります。若手女性デザイナーが漆喰を用いて縦11m×横6mの巨大作品を制作中です。若手芸術家の作品を展示するスペースも開設し、『アートのある病院』という新しいコンセプトを打ち出していきます」
─新分野にも果敢に挑戦しています。
「旅行会社のJTBと組んで医療ツーリズムに参入しました。医療と観光を組み合わせたインバウンドの新戦略です。主にアジア圏の富裕層をターゲットに、良質で高度な日本の歯科医療をツアーメニューの一環として受けていただきます。手探りの段階ですが、ビジネスとしての大きな可能性を感じています」
─積極的な留学生の受入れなど、アジアに目を向けています。
「台湾・韓国などから優秀な生徒を毎年20人ずつ受け入れ、現在100人が学んでいます。経営感覚を持ったグローバルな歯科医学生の育成を行っています。医療基盤がこれから確立されていくアジア圏は成長市場であり、10年後・20年後に彼らがビジネスを興してくれることを期待しています。留学生の存在が日本人学生の大きな刺激にもなっており、大学のレベルを引き上げています」
─高齢化社会迎えて、歯科医療の役割が増しています。
「在宅医療を中心に据えた横須賀市と医師会の地域包括ケアの取り組みに敬意を表しています。本学も口腔ケアの専門機関として、同じ方向を向いており、訪問診療に力を注いでいきます。高齢者が安心して暮らせる街をめざすことが、若者の定住にもつながる─私自身そんな考えを持っています」
■神奈川歯科大学/横須賀市稲岡町82/【電話】046・822・8751【URL】 http://www.kdu.ac.jp/
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