横須賀発祥のファッションとして知られる「スカジャン」に熱い視線が注がれている。昨年あたりから10代・20代の女性を中心におしゃれアイテムとして人気復活。本場とされるドブ板通りでは、これを買い求める人が市内外から多数訪れている。こうした機運を捉え、横須賀市はスカジャンを前面に打ち出した地域PRや集客キャンペーンを展開する。
女性職員のユニットでPR
スカジャンブームの再燃は、一昨年秋のパリ・コレクションで世界的ブランドがこぞって採用したことがきかっけ。昨春ごろから可愛く着こなす女性が増え出しており、人気は男性にも飛び火している。
横須賀市は、スカジャンを着用して店舗を訪れると割引などのサービスが受けられる「スカジャン割」キャンペーンを2月11日(祝)からスタートする。ドブ板通りを中心に32店舗が参加。メルキュールホテル横須賀では、定番の刺繍絵柄であるタイガー&ドラゴンをモチーフにしたオリジナルカクテルを販売する。このほか横須賀中央の観光案内所では、スカジャンを持たない人に無料貸出しを行い、街歩きを楽しんでもらう。
キャンペーンをPRする約5分間の動画も作製した。女性職員3人によるユニット「Yokosukaガールズ」が、スカジャンを纏ってオリジナル曲を歌いながらドブ板通りや夜の若松マーケットで踊る内容だ。11日から市の「ドル街」ホームページで公開される。
売上例年の2倍以上
ドブ板通りの服飾店もブームを実感している。「MIKASA vol.2」では、スカジャンのラインナップを例年以上に強化。売り場の大半を占めている。「地元の人が手に入れているのが、今までになかった動き」と一本和良さん。「GREEN」では、半世紀前の刺繍絵柄の復刻タイプ=写真=を販売。1着4万円以上と高額ながら、売れ行きは好調だという。このほかスカジャンに次ぐアイテムとして、60〜70年代に人気を博したベトナムジャンパー(通称=ベトジャン)もにわかに注目を集めている。
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