「半島の新観光力を創造」と題し今月11日、フィールドワーク体験をもとにしたワークショップが催された。4市1町の三浦半島観光連絡協議会と神奈川県が連携した「魅力最大化プロジェクト」の一環で、地元住民らの意見を地域活性や広域観光につなげるための事業。グループ単位でアイデアを出し合い、具体的な計画にまとめて発表する”アイデアソン”という形式で進められた。
参加者は午前中、事務局の案内で「路線バス途中下車の旅」「移動を楽しむグルメ旅」「中世と近代をつなぐ歴史再発見」などのテーマで三浦半島内の観光スポットを体験。午後は湘南国際村センターに会場を移し、グループに分かれて活性化アイデアを出し合った。それぞれ「首都圏に住むファミリー」「都内在住、30歳独身女性」「ミリタリー好きな男性」などと対象を設定し、これに観光を掛け合わせた具体的な事業案を作成した。
観光振興アプリも開発
19日・20日の両日は、これらの案を基に、具体的な計画を作成、3グループが成果発表を行った。自然の中で高級ホテルのような宿泊体験ができる「グランピング」を提案したメンバーは、「ターゲットは、20〜40代の女性。都心から近くてかつ、日常から逃避できる場所」として”海外に行くなら、まず三浦へ”とキャッチフレーズも打ち出した。別のチームは、谷戸の空き家を参加型のDIYで改修し、宿泊施設を運営する計画。クラウドファンディングの活用も盛り込んだ。
また、併行してIT部門の開発も行われた。「観光事業を加速するサービス」をテーマに、位置情報と連動したドライブ案内や「週末は三浦で学ぶ」と題した講師のマッチング、食の投稿データベースなどのアプリやシステムを2日間で構築して発表した。
今回、事業・IT部門で出されたアイデアやアプリは、同協議会内でさらに精査し、実現を検討していくという。
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