猿島公園の魅力を高校生の目線で発見し、情報発信していくプロジェクトが立ち上がった。三浦学苑高校と猿島航路の(株)トライアングル、横須賀市による官民学の連携で展開していくもので、高校生が独自に取材を行い、楽しみ方や過ごし方などを紹介する。4月下旬に専用ホームページが立ち上がる。
動画も活用 4月に新サイト
「猿島公園魅力発信プロジェクト」と銘打った取り組み。三浦学苑高校では、地域活性化への貢献を教育カリキュラムに取り入れており、特進コースの新2年生7人が課外活動の一環として活動していく。「歴史散策」「BBQ」「海水浴」「フィッシング」「植物観察」などに、新たな視点と発想を持ち込んで猿島の楽しみ方の幅を広げてもらう。
今回のプロジェクトでは、トライアングル社が生徒の活動をサポート。猿島航路を自由に使える取材パスを発行するほか、同社の広報担当者が取材の進め方や記事のまとめ方を指導する。動画も活用していく方向で、硬軟織り交ぜた情報を届ける。横須賀市は入園料を免除し、歴史や史跡等の情報提供といった役割を担う。
今月11日にキックオフイベントとして、猿島島内で取材パスの授与式が行われた。田神明副市長は「行政とは異なる高校生らしい視点で魅力開発に取り組んで欲しい」と生徒らを激励。トライアングル社の鈴木隆裕社長は「猿島という横須賀のシンボルを今回の体験を通じて心に刻んで」と話した。
自ら立候補して集まった三浦学苑の7人は、チーム名を「cosmos」(コスモス)と名付けた。リーダーの上田万葉さん(長井在住)は「『調和』の花言葉にちなんだもので、それぞれのメンバーが得意分野や興味を活かして、期待に応えたい。社会人との接点も貴重な経験。多くの学びを得たい」と力強く意気込みを語った。
新ホームページはトライアングル社が手掛けている猿島のサイト内(【URL】https://www.tryangle-web.com/)で4月下旬以降に開設される。
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