久里浜で演奏活動を行う「黒船吹奏楽団」が地域運営協議会や商店会と連携して「地元の音楽団」として新たな活動を展開する。練習場所の提供などの支援を受けながら活動を続け、定期的な街角コンサートなどを企画。地域一丸となり、音楽で街を盛り上げる。
街角コンサートなど
「黒船吹奏楽団」は約3年前に当時久里浜中で吹奏楽部の顧問を務めていた高橋広明教諭らが中心となり結成した市民楽団。主に久里浜で活動を行い、商店会のイベントなどで演奏する機会も多い。しかし現在の団員は15人程で高校生や社会人も属しており、楽器や人数が揃わず出演を見送らざるを得ないケースもあるという。
そんな状況下の「街の音楽団」に対して地元の地域運営協議会と久里浜商店会が今後は支援を行っていく。具体的にはこれまで月2回だったコミュニティセンターでの活動をほぼ毎週行えるよう調整。ドラムセットなど持ち運びが難しい楽器については、常時置いておける場所を設けた。「環境の整備などで今後も支援していきたい」と同会の小川喜久雄会長。
また商店街でも楽団の企画する街角コンサート場所の受け入れや告知に協力していく方針だ。協同組合の森下守久理事長は「地域で楽団を育てていき、音楽の街として久里浜が認知されていけば」と期待する。
小学生に楽器体験
同楽団は今後、音楽に触れる機会や楽団に興味を持ってもらうことを目的とした楽器の体験会を定期的に催す。初回は5月21日(日)に内川町内会館で実施。専門家を招いてトランペットの吹き方を伝える。「小学生や初心者にも門戸を開いています」と高橋さん。市内には小学校のクラブ活動で吹奏楽に親しめる場所はほとんどなく、経験者のみを受け入れる楽団も多いため、他と差別化を図る。同様の状況にある三浦市には小学生が20人程在籍する70人規模の楽団があり、まずはそこをモデルケースにしていくという。
楽団の詳細、問い合わせは高橋さん【携帯電話】080・8106・8401
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