WEBローカルメディア「ヨコスカ織り人」を運営する 島貫 聡さん 船越町在住 43歳
つながり”織る”人に
○…「織り人」と書いてオリジン。原点を表す「origin」の意味も併せ持つ。昨年8月、WEBローカルメディア「ヨコスカ織り人」を立ち上げた。今月14日には、ネットの世界を飛び出し、ソレイユの丘で対面イベントを催す。
○…数年前、地元の自然を切り口に”ヨコスカ原人”を名乗り、主にSNS上で発信していた。転機は一昨年秋に参加したローカルメディア講座。地域掘り起こしの方策を求めて受講したが、「その、今の活動が”メディア”だよ」と言われたことが衝撃だった。思ってもみなかった助言を収穫ととらえ、これをステップアップさせようとエンジンがかかった。地元の仲間を引き入れて事業プランを練り、ロゴやWEBデザインは友人に依頼。会社務めの傍ら、自ら編集長となり「織り人」がスタートした。
○…「キラリと光るヒト・モノ・コトを発信したい」―それが原点。年代や活動背景も多様な10数人のメンバーが取材し、言葉を紡ぐ。子育てやものづくり、体験レポートなど、目線は「ローカル」。記事集めの苦労はあるが、読者に”つないでいる”という実感は少しずつ芽生えてきた。「おこがましいけれど」と前置きし「横須賀を元気に、暮らしを楽しくしたい」と真摯な眼差し。写真アプリ「インスタグラム」の活用も加え、WEB上では軽々と世界に発信できるが、地元の土台があってこそ。「つなげる」を続けることに意味があると感じている。
○…生まれ育った横須賀、地域活動に参加するようになって「地元が好きな人が多い」と気付きがあった。3人の子どもたちと海に山に。畑に行ったり、素潜りしたり、近くにある素材で工作も。この町が「楽しいことを見つけられる場所」と再確認した。お気に入りの場所は「葉山の山奥」と”原人”らしい言葉。今の季節は半島を横断する「三浦アルプス」も。「真剣に遊ぶ」―そこから生まれる視点が活力だ。
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