関東高校サッカー大会につながる県予選決勝が今月7日、平塚のスタジアムで行われ、三浦学苑高校が優勝を果たした。創部37年目で初の県大会制覇。チームは1都7県の代表が出場する関東大会でも躍進を目指す。
6月から関東大会へ
関東大会は夏のインターハイ、冬の選手権と並ぶ主要大会の1つで今回はその予選を兼ねた県大会。全国や関東に県2位などで出場経験のある同校だが、県優勝は初めてとなる。枝村隼人監督は「勝ち進むごとに集団として戦うことが出来るようになっていった」と振り返る。同校はシードでベスト16から登場。初戦を1対0で勝利したが「内容が悪かった」と枝村監督。相手は前半のうちに退場者を出したにも関わらず、低調な試合運びで追加点を奪えなかった。試合後監督や選手で話し合いを重ね「県制覇」の目標を再度確認。気持ちを切り替え、準々決勝以降は気合いの入ったプレーを見せた。
チーム最大の特徴は強固な守備陣。今大会も4試合を戦って失点したのは1点のみ。キャプテンの猪俣主真選手(3年)が指示を出しながらDFラインをまとめて、長井中出身の山田虎之介選手(3年)が180センチの長身、身体能力を活かして攻撃を弾き返す。猪俣選手は「チームとして連動した守備が出来ている」と手応えを掴んで6月からの関東大会に臨む。
新グラウンド効果も
守備の連係向上の要因に選手が口を揃えて話すのが3月から使用している佐島の丘の新グラウンド。これまで同校内のコートのピッチサイズは正規の3分の2程度の大きさで、細かいプレーの上達につながる一方、DFの連携は、練習と試合でずれを感じることがあったという。「佐島のフルピッチでの練習だとイメージをそのまま試合で出せる」と選手らは利点を語る。同グラウンドはサッカー専用でクラブハウス付き。同校関係者は「全国的に見てもこれ以上の施設はほとんどない」と充実した環境に胸を張っている。
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