商店街の現在とこれからを考える「商店街サミット」が17日、横須賀商工会議所ほかの主催で開かれ、関係者約100人が参加した。
パネルディスカッションには、平松廣司横須賀商工会議所会頭、森下守久横須賀商店街連合会会長、川口泰弘同商店街連合会青年部長が登壇。コーディネーターの質問に答える形で議論を深めた。商店街の存在意義について、森下会長は「消費環境が劇的な変化を遂げたが、商店街を構成する個店は相対販売が基本。これを深めていくことで生き残りを図るべき」と持論を述べた。川口部長は「客を呼び込む商売と客に売りに行く商売がある。前者は情報発信を積極的に行い、後者なら定期訪問などで足繁く通う」とし、顧客ターゲットを明確にして戦略を打つ必要性を説いた。これを受けて「商店街の役割を見出すことが生き続けられるかのポイントだ」と平松会頭がまとめた。
商店街に対して行ったアンケートの報告もあり、「生鮮3品が揃っている商店街は約16%」「約46%が10年後は今より衰退している」と回答。厳しい実態も浮き彫りとなった。
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