市立馬堀中学校の創立70周年を祝う式典が17日、同校の卒業生で組織する「校友会」の主催で開かれた。同会では学校のシンボルとして、校歌が刻まれた約2m大の石碑を寄贈。画家で初代横須賀美術館館長の故島田章三氏(3期生)が在学中にデザインした校章と「創立70周年記念」の文字を小泉純一郎元首相(10期生)が揮毫した。
同校のOBや関係者約200人が見守る中で除幕式が行われた。
「音楽好きになるきっかけ」
小泉純一郎氏 一問一答
─中学校生活で一番印象に残っている思い出は?
「馬堀中に入学していなかったらクラシック音楽を今のように好きになっていなかった。きっかけを与えてくれたのが小上馬先生。『オーケストラ部をつくるからバイオリンをやってみないか』と誘われた。一度も手にしたことはなかったが、先生の熱心な指導でなんとか弾けるようになった」
─母校に寄贈した石碑に自身の刻んだ文字が残ることになった。
「卒業して60年。久しぶりに訪れた学校だが懐かしい。後期高齢者(75歳)になってまさかこんな機会に恵まれるとは思わなかった」
─横須賀は人口減少、経済低迷など元気を失っている。打つ手はあるか。
「発展してもらいたいが、(手法は)新しい市長に任せる」
─最後に横須賀で一番好きな場所は。
「観音崎にある横須賀美術館。周囲の風景も合わせて見事だ」
(6月17日、馬堀中学校で)
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