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横須賀版 公開:2017年7月14日 エリアトップへ

「侍ジャパン女子代表」として第1回 BFA 女子野球アジアカップに臨む 金満 梨々那(りりな)さん 岩戸出身 17歳

公開:2017年7月14日

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大舞台、見据える先に

 ○…ワールドカップ5連覇を達成し、現在世界ランキング首位に立つ侍ジャパン女子代表。9月に香港で初開催されるアジア杯に出場するため、18歳以下の選手で編成された20人に選ばれた。日の丸を背負い、初代チャンピオンを目指す精鋭チームへの大抜擢。「驚いたし、緊張するけど、絶対に金メダルを取りたい」と気後れはない。

 ○…現在は単身故郷を離れ、新潟県の開志学園高校女子硬式野球部に所属。打撃では4番、守備では捕手と攻守ともにチームの要を務める。本格的に野球にのめり込んだのは小学5年生のとき。元読売巨人軍投手の宮本和知氏が総監督を務める「葉山巨人軍」に入団し、白球を追いかける楽しさを知った。「守るのも打つのも全部が楽しくて」。一方で男子にも引けを取らない強肩と長打力は荒削りながら「素材としては同世代で群を抜いていた」と宮本氏が目を見張るほど。才能の片鱗が開花するまでそう時間はかからなかった。

 ○…紆余曲折もあった。中学校の部活では女子が公式戦に出場することが出来ないため、バドミントン部に入部。6人兄弟の長女で親に負担をかけたくなかった気持ちもあり、一度は野球を続けることを諦めかけた。新しい環境に不満があった訳ではない。だが、何か物足りない。体育館の壁ごしに乾いた打球音が聞こえる度、胸の内にくすぶっていた思いに火がつくのを感じた。「やっぱり野球がしたい」。決意が固まると、もう迷いはなかった。

 ○…大舞台の先に見据えることがある。女子日本代表の快進撃もあり、競技人気はにわかに高まっているものの、次代を担う選手の数は決して多くない。「だから自分が活躍して、女子野球をもっと日本に広めていきたい」。競技の裾野を広げることが将来的な目標だ。そのためには、今回の大会で実績を残して、いずれ自分も代表に選ばれること。大志を胸に、新生ジャパンの一員として海を渡る。

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