市教育委員会は先月21日の定例会で、4月に行われた小・中学校学習状況調査の結果を公表した。小学校3〜6年生が2〜4教科、中学校1〜3年生は3〜5教科の学習調査と生活状況の質問を行った。学年・教科別の正答率と市の目標値、全国で同じ問題を受検した児童生徒の平均値を比較。全体では平均を下回る教科が多かったが、経年での差は縮まっているという。
「書くこと」に課題
目標値を上回ったのは、小3・小5・中1国語と小4算数のみで、各学年で多少の差はあるものの、小学国語に関しては「書くこと」に課題が見られ、社会では、小中ともに短答・記述問題で無回答の割合が高かった。一方、英語に関しては、中2は目標・平均と同水準、中3では平均値を上回っていており、聞き取り問題の正答率が高かった。ただ、聞き取った内容を表現につなげる設問で「課題が見られる」としている。
生活状況調査は6月に行い、「自分が頑張っていること」「クラスの様子」「朝食の有無」「読書や学習の時間」など70〜90の設問に答えた。これに関しては、結果をまとめている段階で、市教委ではクラス運営や指導方法の改善にフィードバックさせるほか、学習習慣の定着との相関性などを分析して行く方向だという。
同調査は全国一斉の学力テスト(小6・中3)とは別に行っているもので、市独自の取り組み。小3まで対象を拡大し、今年度は約2万2千人が受検、経年の状況把握にも活用している。全国では、学年・科目などを選んで13万〜20万人が同じテスト受けている。
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