神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2017年8月4日 エリアトップへ

扇子畑プロジェクト 「体験」を売り物に 農業と観光つなぐ新事業

社会

公開:2017年8月4日

  • LINE
  • hatena
段々畑が扇子のように広がる。場所はJAよこすか葉山本店の裏手
段々畑が扇子のように広がる。場所はJAよこすか葉山本店の裏手

 農業と観光をつなぐ「グリーンツーリズム」のコンセプトを持ち込んだ地域活性の取り組みが、市内林の農地で動き出している。「扇子畑(せんすばた)プロジェクト」と題したもので、地元の里山再生などを手掛けるNPO法人「三浦半島生物多様性保全」代表の天白牧夫さんが中心となって進めている。事業の柱としていくのがオーダーメイド型の農業体験。地元の風土や気候に適した野菜や果物の栽培、収穫を楽しみながらその場で調理できるようにする。加工商品の開発などにも挑む。関係機関との調整を図りながら、8月末から段階的にオープンしていく。

里山で収益事業

 「扇子畑」は段々畑が扇子のように広がる古くからの農地。約7000平方メートルの広さがある。所有者が高齢化を理由に農業から離れようとしていた折に、天白さんが土地の利用を申し出た。

 これまで天白さんのNPO法人では、耕作放棄された谷戸の水田復元や里山再生を数々手掛けている。今回は新たに農業生産法人を立ち上げて、収益化を図りながら里山保全を行っていく。

 すでに旅行会社とのタイアップでツアー企画が進行中だ。当面は農業体験の機会提供を柱としていくが、ジビエ料理やピザづくりなどのメニューを増やしていく。将来的には茅葺のコテージを建てて宿泊を受け入れることも計画している。

 「高質な郷土体験を売り物にしていく。『環境共存型』の休暇という新しい概念の普及もめざしていく」と天白さんは意気込みを話した。
 

横須賀版のトップニュース最新6

スペース活用で創業応援

安浦町

スペース活用で創業応援

時間貸しのカフェ・オフィス

4月19日

「市民開放エリア」整備

横須賀火力発電所

「市民開放エリア」整備

音楽ライブやスポーツ利用

4月19日

官民連携で食糧支援

横須賀市

官民連携で食糧支援

規格外野菜を子育て世帯へ

4月12日

「最後の海軍大将」を偲ぶ

長井

「最後の海軍大将」を偲ぶ

私設図書館に井上成美ゆかり品

4月12日

災害時トイレ備蓄拡充

横須賀市

災害時トイレ備蓄拡充

車いす対応など課題も

4月5日

「くらしやすさ」全面発信

横須賀市定住政策

「くらしやすさ」全面発信

子育て世代向け新サイト

4月5日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook