横須賀市内で起こっている経済や社会活動の最先端の動きを紹介する報告会が22日、小川町にある創業・起業の支援拠点「イチロク・スタートアップス」で開かれた。
IT事業者の大澤貴之さん(イクスブレイン合同会社代表)=写真=は、先ごろ本町のどぶ板通りにオープンさせたVRゲームカフェを紹介。仮想現実の世界を体感できる市内初の施設で、新しい切り口での誘客をめざしている。横須賀の歴史や艦船をテーマにしたソフトも順次導入して方向で、記念艦「三笠」と連携した企画など、実体験できる施設と絡めた観光戦略なども披露した。
デザイン会社を営む桑村治良さん(合同会社オン・ザ・ハンモック代表)は、三浦半島で活動するデザイナーの面々で、横須賀中央を舞台に若い世代を意識したマーケットイベントを11月に開催する。パリの「蚤の市」をモチーフに、古着や古本、中古レコードなどを並べるほか屋外DJなどを企画。地域活性の新風を吹かせるという。
「10年で100社のICT企業の集積、100億円の経済効果」を旗印に活動する相澤謙一郎さん(ヨコスカバレー)は今秋、市内の中高生を対象に起業マインドが学べる体験プログラムを実施する。商品開発を行い、産業まつりで出店販売する実践的なカリキュラムを編成。経営者を疑似体験してもらう。
イチロクでは、ビジネスサポートやマッチングを行っており、事業者などが互いに刺激しあいながら連携を深められる関係の構築を進めている。次回は9月25日(月)に報告会を予定している。
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