1950年代、フランス海軍が艦船修理で浦賀に滞在していた歴史を当時の写真で振り返る展示企画が7月22日(金)から、東浦賀の宮政商店(Miyamasa Cafe)裏のスペースで開かれる。
船の修理を待つ間にフランス海軍人と地元住民の交流風景を写した272枚の写真を携えてフランス人遺族のクリストフ レジェさんが来日しており、それをパネルにして飾る。浦賀ドックにあった柔道場で稽古を行った際の集合写真や演芸場で踊りを観賞している姿のほか、日仏の数名が親しげに写っているスナップなどがある。これまで歴史的脚光を浴びることがほとんどなかった戦後すぐの日仏交流史に光を当てる。
住友重機械工業横須賀造船所(通称=浦賀ドック)が発行している「浦賀船渠60年史」によれば、1951年にフランス海軍の修理工場に指定され、56年までに計29隻を修理したことが記されている。
写真展開催のいきさつは、昨夏にレジェさんが浦賀を訪れたことにさかのぼる。亡父の思いでの地を巡っていた際に、今回の企画の発起人である赤堀愛子さんと出会い、1年後の再会を約束。この話を聞いた浦賀商友会も協力を申し出て実現することになった。写真を整理しながら当時を知る人たちを訪ね歩くと、年配者が子ども時代のおぼろげな記憶を語り出すこともあったという。「半世紀以上前の歴史をたどりながら、日仏の新しい交流を築けたら」と同商友会の吉岡治樹会長。多くの来場を呼び掛けている。時間は午前11時から午後6時で入場自由。今月29日(金)まで。問合せは吉岡さん【携帯電話】080・1704・9950
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