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高齢者の骨折II 脊椎圧迫骨折は後遺症も注意 取材協力/ゆたか整形外科
「70歳以上の女性の3人に1人は圧迫骨折の危険性が指摘されており、閉経後の女性、ステロイド治療歴、卵巣摘出などの婦人科手術歴がある方は注意が必要です」と、ゆたか整形外科の川名院長は話す。
圧迫骨折とは外傷や椎骨の脆弱化が引き起こすもので、骨粗鬆症などで骨密度が減り、脊椎の椎体が潰れることが原因。主に腰椎・胸椎部での骨折が多く、激しい痛みを伴い歩行や寝返りが困難になることも。下肢の痛みやしびれ、麻痺症状を発することもある。咳、くしゃみなどの軽微な動作でも生じる場合もある。
治療法は保存療法が主体で、臥床やコルセット等による骨折部の安静と並行して骨粗鬆症治療を行う場合もある。強度の骨折の圧迫変形、神経障害・麻痺の出現、骨癒合不全(偽関節)、痛みの慢性化等のケースは手術療法の選択もある。
川名院長は「脊椎圧迫骨折は多発性も含んでおり、強い腰椎後弯変形が残存した場合は痛み以外に胃食道逆流症のリスクもあります。専門医できちんと診療を受けて下さい」と話している。
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