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最新号:2012年1月27日号
2010年7月23日号
三浦清掃業組合(高松英一会長・加盟11社)の若手メンバーが協力し、ボランティアグループ「エコ・プロ・ミウラ」を結成。2年前からペットボトルキャップを回収し、発展途上国の子どもたちにワクチンを届ける運動を展開。これまでに500人分近いワクチンを寄贈している。
「エコ・プロ・ミウラ」のメンバーは、2年前に自分たちの仕事を通じて地元の役に立つことはできないかと考え、当初アルミ缶を回収し車椅子を購入する案とペットボトルのキャップを回収してワクチンを寄贈する案の2案を検討。ちょうど夏季だったためにすぐに多くを回収できるのではとの理由で後者を選び取組みを開始した。
ペットボトルのキャップは、プラスチックの中でも上質のため燃やしてはもったいないという思いと、燃やさないことで二酸化炭素の排出量削減にもつながるというメリットも後押しした。
活動に関しては、同組合はもとより関連団体や市の協力を取り付け、ワクチン寄贈までのシステムを構築。まず市内の市役所本館・商工会議所・南下浦市民センター・初声市民センターの4ヵ所に回収ボックスを設置。集まったキャップをNPO(特定非営利活動)法人「エコキャップ推進協会」を通じてリサイクルメーカーに売却し、その収益をNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付。それにより購入されたワクチンが発展途上国のポリオに苦しむ子どもたちの下に届けられる。1キログラムでキャップ400個と計算し、800個でポリオワクチン1人分が購入できるという。逆に1キログラム・400個を焼却すると、3・15キログラムのCO2が発生するため、非常に有効的な手段となる。
エコ・プロ・ミウラの活動では、週1回各所に設置したボックスから回収。平均すると4カ所で40リットルの袋2袋分を回収できるという。それを一時保管。量の状況に応じ、リサイクル仲介団体のNPO法人「ともにあゆむ」に集荷連絡し、同団体が契約する横浜市内の知的障害者作業所がキャップの色分けや付いているシールを剥がすなどの選別作業を行ない、エコキャップ推進協会に回されている。
同グループは広く周知するために毎年11月に開かれている『市民まつり』にも参加。キャップ2個でゲームができ、結果で同組合が協力して用意した賞品が当たるコーナーを設け積極的に活動をPR。その効果もあり活動を開始してから2年で市民の反響も徐々に高まり、市も「手間が省けてありがたい」と積極的にサポート。これまでに2回搬出を行い、1回目は15万1480個、今年5月末の2回目には24万個を送り、累計39万1480個は、489・4人分のワクチンに相当する額となった。
現在は、4カ所のボックス以外にもさらに市立三崎中学校・三崎小学校・県立三浦臨海高校・老人ホーム「油壺エデンの園」などが協力。キャップが貯まると連絡をもらい回収している。
メンバーらは、「今後もっと協力してくれる人たちを増やし回収量をアップさせることで、市内の作業所の知的障害者の方々にもキャップ仕分けの仕事を回せるようにして、少しでも自立支援の役に立てればさらにうれしいと考えている」と話している。
■三浦清掃業組合
1999年創立。主に三浦市の一般廃棄物収集運搬許可業者が加盟し、三浦の廃棄物と関わるとともに、地球資源保護やCO2削減に努め、自然環境保護にも取り組んでいるほか、市の災害対策支援にも登録し、有事の際には市と協力して街の美化を守る。
加盟業者/(有)嘉山牧場 (有)阪本伍一商店 (有)杉山商店 (有)中嶋商店 便利屋テック (株)丸忠商事 (有)三浦衛生社 (有)三浦ホームサービス (有)岬興業 (有)美好興業 リースキンみうら