三崎港から救援物資 撤去自転車も被災地へ
11日に発生した「東日本大震災」を受け、被災地への救援物資輸送のため三崎港に寄港していた宮城県のまぐろ漁船「第11八幡丸」が今月20日、母港の気仙沼港へ向けて第一便として出港した。
地元有志で結成された「三浦三崎海からの支援隊」が19日、食糧約3000食分や飲料水約400箱を用意したほか、三浦市内で撤去された引取り手のない自転車数十台も積み込んだ。また、佐藤薬局初声店では、飲料水や栄養ドリンク40万円分を私費で提供した。
同漁船は地震発生当日に三陸沖で操業していたが、気仙沼港が津波の被害を受けたことで帰港できなかった。沖合での避難中に、「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」の呼びかけに応じて物資輸送の参加を決定。気仙沼市の菅原茂市長がまぐろ漁業者でもあったことから、三崎の漁業関係者らが今回支援を引き受けた。
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