三浦一族のお家芸 笠懸が圧巻 5月29日(日)に恒例の「道寸祭り」
恒例の『道寸祭り・笠懸』が5月29日(日)に油壺・荒井浜海岸で今年も開催される。
これは450年にわたり栄華を誇った三浦一族の鎮魂の行事として毎年実施されているもの。
源氏、北条氏、足利氏に絡む鎌倉時代の全盛期から室町時代の滅亡に至るまでの一族の活躍と悲哀の物語は、まさに三浦の歴史を象徴している。
当日は、午前11時から読経(焼香)などの三浦一族の「供養祭」(雨天決行)が執り行われ、続いて和太穂による和太鼓の演奏、立身流市原支部による立身流兵法の演武を予定。その後午後1時から「笠懸(かさがけ)」(小雨決行)が行われる。
「笠懸」は平安末期から室町時代に流行した流鏑馬(やぶさめ)、犬追物(いぬおうもの)と並ぶ三大古弓馬術のひとつ。全速力で走る馬上から矢を射るもので、流鏑馬よりも実戦的といわれている。また、この笠懸は三浦一族のお家芸として長く伝えられてきており、現在ではここだけという貴重な行事となっている。
いにしえを感じさせる衣装を身に纏った射手が全速力で走る馬上から的を射る姿はまさに圧巻。
アクセスは京急三崎口駅から油壺行きバス終点下車徒歩10分。
問合せは、【電話】046(888)0588(社)三浦市観光協会まで。
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