京急油壺マリンパーク キタイワトビペンギンの雛誕生 国内最多繁殖記録を更新
親の足元で餌をねだる（５／９撮影）
京急油壺マリンパークで４月22日に希少種キタイワトビペンギンの雛が誕生。同パークでは34羽目の繁殖で、国内の水族館・動物園の同一館における同ペンギンの最多繁殖記録を更新した。
イワトビペンギンは、キタイワトビペンギン、ミナミイワトビペンギン、ヒガシイワトビペンギンの３種類がおり、このうち国内ではキタイワトビペンギンとミナミイワトビペンギンの２種類が飼育され、同パークではキタイワトビペンギンを飼育している。
１９８４年から８５年に同ペンギンの野生個体９羽を導入し８７年に初めて繁殖に成功。以来20年以上にわたり減少傾向にある同種の保存と繁殖に注力してきた。２００４年に待望の２代目の繁殖に成功。その功績に対し翌年、国内の動物園・水族館に与えられる最高の栄誉といわれる古賀賞を受賞した。
このほど誕生した赤ちゃんペンギンは、生後３日目に親ペンギンから餌をもらい初めての食事をした後、順調に成長。誕生時約１００グラムだった体重も５月初旬には５００グラムを超え、現在では「ピヨピヨ」とひよこのような鳴き声で親に餌をねだる姿が観察できる。同パークでは「７月頃には巣立ちを迎え泳ぐようになる」と話している。
パークの営業時間は午前９時から午後５時。ペンギンの食事タイムは毎日午前10時10分と午後３時５分から。入園料金は、大人１７００円・中学生１３００円・小学生８５０円・幼児（４歳〜）４５０円。
問合せは、同パーク【電話】０４６（８８０）０１５２まで。
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