サッカーを通じて被災地支援 初声FCがホームゲームで義援金を呼びかけ
三浦市をホームグラウンドに県社会人サッカーリーグ1部に所属する「初声FC」(鈴木清道代表・西洋平監督)が、現在行われている同リーグ公式戦のホームゲームで、東日本大震災の被災地支援に向けた募金活動などを続けている。
同サッカークラブは、初声中学校サッカー部のOBが中心となり結成。メンバーは、地元三浦市のほか横須賀市や葉山町などの在住者が多く、今年度は34人が登録。12チームのみで構成される県社会人の1部で三浦半島地域では唯一プレーする強豪チームだ。
選手はそれぞれ様々な仕事に就きながら活動をしているが、震災の被災地である福島県のサッカー施設で過去にコーチ経験のある人や仙台の高校の出身者も複数いるなどして、今回知人も多く被害をうけていることなどから、「チームとして何かできないか」と話し合い、支援活動をすることを決めた。
具体的には、県サッカー協会に許可をうけ、すでにシーズン中の県リーグの同チームのホームゲームの会場内に義援金箱を設置。同チームだけでなく、対戦チームや応援にかけつけた観戦者らにも協力を呼びかけているほか、毎試合前に黙とうし選手全員喪章を着けてプレーしている。
初声FCメンバーの鈴木義之さんは、「できるだけ早い被災地の復興を願いますが、それがなかなかうまく進まないのも現実で、まだまだ現地の人たちは大変な生活を送っています。ですから長期にわたる支援が必要なんです。我々を含めた被害を免れた地域の人たちが、そのことを忘れることがないように、今年度リーグ最終戦の12月まで継続していきます」と話す。
少し前には県サッカー協会の呼びかけに応じ、他のチームらとともに、被災地に送るために使えるサッカー用具等を提供した。
今回集っている義援金も最終的には、サッカー協会もしくは市などを通して、現地に送りたいとしている。
同チームの試合予定などは、チームホームページhttp://web.me.com/hasse.fcで確認できる。
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