三浦 人物風土記
公開日:2011.10.07
市内で福井記念病院などを運営する医療法人財団青山会の理事長を務める
内藤圭之(けいし)さん
横浜市在住 64歳
経験を防災にも活かしたい
○…3月11日の東日本大震災をうけ、いち早く医療支援チームの一員として現地入りした医療法人財団青山会の理事長を務める一方、被災地での自身の活動の拠点となった、岩手県陸前高田市の地域交流センター「炭の家」の壊れた炭焼き窯を再建するために、9月末まで行なわれていた募金活動の発起人でもある。阪神大震災のときも1週間医療支援を行なった経験があり、「支援活動は医療法人としての責任であり、またその体験を通して危機に対するマネジメントをさらにレベルアップしていくことも大事」と話す。今年3月までは全国老人保健施設協会の常務理事だったこともあり、今後、全国的なネットワークでの支援プログラム構築のさらなる充実にも尽力したいという。
○…現地で一番印象に残ったのは、被災した人たちの、大変なことを乗り越えてきた逞しさと明るさだったという。さらに地元に帰ってきて、現地の伝統文化であり交流の要素にもなっている炭焼き窯の再建のために、100万円を目標に募金を呼びかけたところ、最終集計前に200万円超の浄財が集まり、「大変ありがたい」と、様々な人の気持ちに触れ感慨深げだ。
○…栃木県生まれ。父親が開業医だったが、子どもの頃は理科系が大嫌いで、医者になる気は全然無かったそう。しかし、自然にその方向に流れ、自身の意志を固めたときには、当直になった際に何でもこなせるように、また救急もやりたいと迷わず外科医を選んだ。現在は、精神科で主に認知症との体の合併症の診察を行なう。忙しい日々のたまの息抜きは温泉旅行と一瞬無邪気な笑顔が。
○…今後の病院運営に関しては、地域密着でさらに細かいニーズに応えていくことが必要という。「その上で三浦も活断層の上にあるので、学んだことを防災の視点でも活かし、市社会福祉協議会ほかと草の根的な連携を図っていきたい」と意欲的に話した。
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