京急油壺マリンパーク イシガメの赤ちゃんを公開 県産の絶滅危惧種 繁殖に成功
京急油壺マリンパークにこのほどニホンイシガメの赤ちゃんが4頭生まれ、9月中旬から一般公開されている。
このカメは、同パーク内の神奈川県産絶滅危惧種の繁殖飼育を目的とする展示施設「みうら自然館」で繁殖飼育を試みた結果、繁殖に成功したもの。
イシガメは、日本にしか生息していない種類で、甲羅は長さが8〜12センチで丸く、尾に近い部分がギザギザになっているのが特徴。水の比較的きれいな河川や沼、池などに棲み、魚や昆虫、水草などを食べる。赤ちゃん時は甲羅が平たく、形が硬貨(銭)のように見えることから「ゼニガメ」と呼ばれることもある。県絶滅危惧ランクI類(ごく近い将来、絶滅の危険性が高い種)に分類されている。
同パークでは、県固有の遺伝子構成をもつ絶滅危惧種を保存するために三浦市・横須賀市教育委員会の協力を得て、両市の小学校と県に棲息する同危惧種の繁殖活動を継続。2009年からは、繁殖実績のある三浦半島産メダカを試験的な取組みとして横須賀市立野比東小学校と飼育繁殖を行ない繁殖に成功し、以来現在19校の小学校と連携して繁殖保護活動を行なっている。
パークでは、「今後はその経験を活かして、ニホンイシガメなどの希少生物が棲息する地域の小学校と同活動を進めていきたい」と話している。
開園時間は、午前9時から午後5時。入園料金は、大人1700円・中学生1300円・小学生850円・幼児450円。
問合せは、同パーク【電話】046・880・0152へ。
御朱印集めて開運祈願4月20日 |
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