市指定重文の面神楽を奉納 海南神社・神楽殿
三浦市指定重要無形民俗文化財の市内三崎の海南神社に伝わる「面神楽」が、今月13日・14日に同神社で奉納された。
同神社の「面神楽」は、毎年11月初めの申酉の両日に神社境内の神楽殿で奉納されているもの。
日本神話から題材が選ばれており、太鼓や笛の音に合わせ喜怒哀楽を無言で表現する。現在、海南神社面神楽神楽師会により継承され、「国固め」「恵比寿の舞」「湯立て」「岩戸開き」など多くの演目が古くから伝えられており、すべて氏子によって演じられ、「国固め」で始まり最後は「岩戸開き」で終わる。
昭和46年に市重要無形民俗文化財に指定された。
5年前には55年ぶりに衣装が新調され、金糸や銀糸をふんだんに使った煌びやかな袴や陣羽織の衣装を身に纏い、「国固め」「岩戸開き」といった演目が披露されている。
演目中には海の神に漁の安全や大漁祈願を願った「恵比寿の舞」や「浦島太郎」、世の中を平和にする泰平の舞をする「三人囃子」などもあり、漁業を中心に発展してきた三崎地域特有の演目も注目のひとつとなっている。
今回もひと目見ようと市内外から人が来場。厳かな舞に釘付けとなっていた。
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原画ずらり上村一夫展3月29日 |
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