Mバイオ・たいひくん かながわリサイクル製品に 三浦バイオマスセンターが生産
三浦地域資源ユーズ(株)(南下浦町毘沙門)が運営する三浦バイオマスセンターが生産する、バイオマス堆肥「Mバイオ・たいひくん」が、先月下旬に「かながわリサイクル製品認定制度」の認定を受けた。それをうけ同社では、これまで地元農家優先としてきた同製品の利用対象を一般市民消費者らにも拡げていきたいとしている。
「かながわリサイクル製品認定制度」は、廃棄物等の発生抑制および資源の循環的な利用の促進ならびにリサイクル産業の育成と振興を図り、循環型社会の形成に資することを目的に、県が平成22年4月に創設したもの。認定製品については、県のホームページ上で公表するほか、その普及利用等について啓発を行なうとしている。
認定要件には、「申請時に県内で販売し、かつ安定的に供給できること」「主に県内で発生した循環資源を原料の全部または一部として製造されていること」「生活環境保全のために必要な措置が講じられている事業場で製造が行なわれていること」「原料調達、製造、販売、廃棄等において、関係法令等が遵守されていること」「別に定める安全性・品質等認定基準を満たしていること」の5点が挙げられており、すべてに適合していないと認定はされない。
初年度となる22年度に14製品が認定され、今年度は第2回目として「Mバイオ・たいひくん」を含む8製品が、新たに10月20日付で認定された。
三浦バイオマスセンターの「Mバイオ・たいひくん」は、三浦市内のし尿・浄化槽汚泥に農作物残さと水産残さを加え、下水道汚泥とともに発酵させて造られたバイオマス堆肥。野菜や草木、花の成長に必要な窒素分を多く含み、茎や葉の成長を助けて、丈夫な植物を育てるという。また、適量の元肥や追肥を行なうことで、葉の茂りが良く、生産量が増えるとしている。
これまでは地元農家を優先してきたが、「認定を機会に(同製品の)利用対象を、一般市民消費者と事業需要者らにも拡大していきたい」と、同社では話している。
同製品の価格は、15kg入りの袋詰めが1袋100円。トラック等での直積無料(ただし、当面の間袋詰めしない直積の場合)。
問合せ・申込みは、三浦地域資源ユーズ株式会社【電話】046・881・0030まで。
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