県サッカー選手権 初声FC初のベスト4 天皇杯予選の出場権も獲得
三浦市をホームグラウンドに県社会人サッカーリーグ1部に所属する「初声FC」(鈴木清道代表・西洋平監督)が、現在行われている県社会人サッカー選手権大会・決勝トーナメントで初のベスト4に躍進。決勝進出をかけて明後日3月11日(日)に準決勝を戦う(関連記事=人物風土記)。
同サッカークラブは、初声中学校サッカー部のOBが中心となり結成。メンバーは、地元三浦市のほか横須賀市や葉山町などの在住者が多く、12チームのみで構成される県社会人の1部で三浦半島地域では唯一プレーする強豪チームだ。2011年度リーグ戦は34人が登録し、3勝3敗5分で9位だった。
リーグ戦で募金活動
選手はそれぞれ様々な仕事に就きながら活動をしているが、東日本大震災の被災地のひとつである福島県のサッカー施設で過去にコーチ経験のある人や仙台の高校の出身者も複数いるなどし、知人も多く被害をうけていることなどから、昨年、「チームとして何かできないか」と考え、県サッカー協会等に相談。そして協会の許可を得てリーグ戦途中からホームゲームの会場内に義援箱を設置。同チームだけでなく、対戦チームや応援にかけつけた観戦者らにも協力を呼びかけた。集まった浄財は、今月中旬に県サッカー協会に届け、同協会を通じて被災地のサッカー協会に送られ、復興のための資金に使われる予定となっている。
優勝で関東予選へ
今回、同クラブが準決勝まで進んでいる第31回県社会人サッカー選手権大会・決勝トーナメントは、県リーグの1部および2部に所属するチームと決勝トーナメント前に行われた一次トーナメントを勝ち抜いてきたチームにより争われる。優勝チームは全国大会の関東予選に県代表として出場できる。さらにベスト4以上には天皇杯の県予選への出場資格が与えられることから、初声FCはすでにその権利を獲得している。
準決勝は、3月11日(日)に保土ヶ谷公園サッカー場(JR保土ヶ谷駅西口から循環バス10分)で午前11時15分キックオフ。相手は昨年度1部リーグ1位の六浦FC。同チームの鈴木代表は「勝つチャンスは十分あるので、時間がありましたらぜひ応援に来てください」と話している。
同チームの試合予定などは、チームホームページhttp://web.me.com/hasse.fcで確認できる。
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