9月6日に講演会を開催、銀子の体操教室を主宰している 鶴谷 洪江さん 南下浦町在住
諦めない気持ちを大切に
○…「銀子」とは、そろそろ白髪が目立つようになってきた銀色世代を意味している。「運動が必要をモットーに、中高年世代の人たちにとって健康運動教室になるように名付けたのよ」と話す。銀子の体操教室を主宰。同教室では、ステッピング(1段踏み台昇降運動)ほかいつまでも健康な身体をという目的に行われている。9月6日に潮風アリーナで同会主催の講演会を開き外部から講師を招く。「人間誰でも歳をとる。これから迎える老いに立ち向かう力となれば」とやさしくほほ笑む。
○…年齢を聞くとニコッと「68歳よ」と返ってきた。歳を感じさせない軽快な語り口。健康や身体のことに関心をもったのは、36歳で娘を出産した時だという。「この子が成長し、孫が生まれる年齢になったとき、私が腰痛などで孫の世話ができない身体になっては困ると考え何か始めなくては」と思ったのがきっかけ。以来、様々な技術と知識を得るために勉強した。そして県の生涯スポーツリーダーの資格を得て1999年市内で銀子の体操教室を始めた。「娘のためだが自分のためだったことに気づいた」と話す。
○…現在市内に4教室、みなとみらいにも教室を構える。また、ヘルパーの資格も取得。グループホームやデイサービスでは高齢者を指導している。「歳をとるということは介護が必要になることではない。歳をとったから動けなくなるのではなく、動かないから動けなくなってしまうもの。諦めない気持ちが大切」と力説。高齢者は転倒することが多いが「原因は筋力不足」と指摘。「お金は借りられるが、筋肉は借りることができない。でも筋肉は使えばたまるもの。日頃から動かすことが大事」。
○…夫と2人暮らし。趣味は旅行。会の人たちと行くことも多い。企画は自らやるという。「何かをやることが楽しくて。皆が健康でいつまでも笑顔でいてもらうことがなにより」。
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