三浦の海の良さを解説 名向小で発表会
三浦市立名向小学校(毛利祐司校長)で2月28日、5年生児童による三浦の海に関する発表会があった。
2012年6月に海洋教育のモデル校となった同校は、東京大学附属臨海実験所(赤坂甲治所長)と連携し海に親しむ、海を知るを活動の柱とした学習を開始。荒井浜で同実験所の職員を講師に迎え、磯の生き物観察や臨海研究所の見学、深海の生き物やごみなど海にまつわる学習をおこなってきた。
今回の発表会は、同実験所を児童が訪問した際、赤坂所長の講話を通じて出された三浦の海はなぜ世界一なのかという問いに答えを出すためのもの。
発表したのは5年生児童62人。児童は各グループに分かれ、「三浦の海の環境」、「海底の地形」、「深海の生き物」、「プランクトン」「三浦に関わった人物」など9項目について、それぞれ調べた結果を表や図解で示し4年生児童と赤坂所長に発表した。
「三浦の海の環境」についての発表では、太平洋からの綺麗な水と東京湾からの豊富に栄養を含む水が三浦で混ざることを説明。三浦の海で、プランクトンの量が違う海水が混ざりバランスが良くなることで、三浦の海に魚が集まることを絵にして解説した。
「三浦の海に住む魚」では、海の深さを表した図に、深さ別に住む魚の絵を掲示して説明した。中にはクイズ形式にして、4年生児童に問いかけるなどした。
発表した児童は「調べていくうちに、三浦の海がこれほど恵まれていることが分かった」と話していた。児童の発表を聞いた赤坂所長は「児童が学んだように海にはたくさんの恵がある。環境を守って海を活用していく人に育ってほしい」と話した。同小学校は「地域にある海を活かした学習をすることで、地域に愛着を持ってほしい。子どもたちにとって大きな成果になったと思う」と話していた。
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