下落幅昨年より拡大 三浦市の地価公示価格
国土交通省が3月22日に発表した2013年1月1日現在の公示価格をもとに、神奈川県は県内地価公示の概要を公表した。県内都市部で上昇が見られる中、三浦市は住宅地、商業地ともに昨年を上回る下げ幅となり、市区町村別順では、下落率順(平均変動率の下落率の大きい順)で住宅地は山北町に継ぐ2位、商業地では1位となった。
三浦市は平均変動率が、住宅地はマイナス4・6%で昨年に比べ下げ幅は1・3ポイント拡大、商業地はマイナス5・1%で昨年に比べ下げ幅は1・3ポイント拡大した。市内調査地18カ所のうち、選定替えされた3カ所を除いた全てで昨年よりも下がった。
調査地別の下落率順では、住宅地で三崎町小網代字鷺野1325番4、商業地で栄町3180番5が県内トップを占めた。
県土地水資源対策課は「三浦市は人口減少、高齢化率上昇、交通利便性の低さが背景にあるのでは」と分析。「住みよい環境という点で、市民は評価している。良い所を伸ばし、交通利便性が改善されれば変わるのではないか」と話した。
市内の不動産業者は「最近は大きな落ち込みもなく、横ばいといった感じだった。今回発表の数字を見て驚いた。様々な要因はあるが、ここまで悪いとは」と話していた。
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