市民有志 子どもの役に立てて 映画収益で市に絵本寄贈
三浦市民ホールで先月、映画「じんじん」を上映した有志らでつくるグループは10日、市教育委員会に収益金の一部で購入した絵本を寄贈した。
映画は絵本の里として知られる北海道の剣淵町を舞台に親子の絆や町おこしを描いた作品。映画は口コミや有志らで広げていく「スローシネマ」のスタイルをとっており、内容に共感する有志らで作るグループが主催した。
同グループは、当初から三浦市の子どもたちのために役立ててもらおうと、映画の内容に沿った形で市教育委員会に絵本の寄贈を決めていた。
寄贈した絵本は24冊。絵本の中には、三浦を舞台に描かれているものや映画にも登場した「クロコダイルとイルカ」もふくまれており、子どもにとって読みやすい本が選ばれている。
グループの中心となって活動した安原芳宣さんは「絵本が三浦の子どもの役に立てばと思い、皆で寄贈を決めた。子どもたちが手にとってもられるような場所に置いてほしい」と要望、三壁伸雄教育長は「すばらしいものをありがとう。一人でも多くの子どもが、読めるようにしていきたい」と話した。
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