三浦の潮風でマイルドに 風物詩、大根の天日干し
三浦海岸に、今年も大根出現―。
これは、冬の三浦市特産品郷土漬物研究会の浅漬けたくあん「まいるど」の出荷に合わせて天日干しされている大根。「まいるど」は、大根を低農薬で直栽培し、三浦海岸の浜辺で天日干しを行い、風味と甘味をつけ米ぬかで自家製漬け込みをしているのが特長。同商品名称の販売農家は10件。
三浦海岸近くで農園を営む松本幹夫さん(松本農園)によると、浜辺で大根を干す理由は風通しが良く、水分が抜けるのが早い為だという。海風が常に吹くため真冬でも凍る心配はない。寒くなるほど大根の辛さが甘味に変わるという。来年2月までに約6万本の大根を天日干しにする。
松本さんは「今年はやや小ぶりだが身はぎっしり詰まっている。この光景も三浦の観光に役立つならうれしい」と話している。
「まいるど」は、1995年に「日本農業賞優秀賞」及び「神奈川県知事賞」を受賞。96年には県内各地の名産を集めた神奈川ブランドのひとつに加えられ、07年には県民から推薦を受けた名産品「新かながわ名産100選」にも選出されている。
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原画ずらり上村一夫展3月29日 |
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