学校沿革に焦点 長島さんが郷土史を出版
上宮田地域を中心に地域の出来事をまとめている南下浦町上宮田に住む長島文夫さん(78)が、このほど最新刊「南下浦地域の学校沿革」を出版した。学舎から国民学校、そして現代の学校と明治時代から2013年までの南下浦地域の各小・中学校の沿革がまとめられている。長島さんは、地域の出来事を将来のために少しでも多く記録に残そうと、「年表でたどる上宮田」「名字でみる郷土史」「郷土の記録」「年表でたどる上宮田」(2)「写真が語るふるさと」「かみみやだ」の三浦海岸シリーズ6冊をこれまでに出版している。最新刊には、南下浦地域に焦点をあて、町村合併の歴史から各学校の創立年月日の検証・歴史等がまとめられている。
約25年前から執筆活動を行っている長島さん。40代後半に病気で会社を退職後、これまで仕事一色だったため、地元のことは何も分からなかったことに気づく。幼い時に冒された脊髄性小児麻痺による両足麻痺というハンデを抱えながら地域を歩くと様々なことが見えてきた。徐々に、移り変わる地域を記録に残したいという気持ちが芽生え、少しずつ資料を集めまとめていった。今回は、手をつけていなかった資料を検証する作業に合わせて古い学校卒業証書を持っている人に話を聞くなどして執筆活動を進めてきた。「今あるものを記録として残していくことも必要だと思う。これが将来、歴史のカギを開く資料のひとつとなれば」と話した。A5判・102ページ・1800円。問い合わせ・購入希望者は、長島さん【電話】046・888・3649
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