カインズホーム三浦店 地域活性に期待の声 オープンは年明けを予定
初声の潮風アリーナ近くでカインズホーム三浦店(本社・埼玉県本庄市)の建設が進んでいる。大型店出店に市は「雇用の拡大や地元に活気が生まれることは大きい」と期待を寄せている。
オープンは年明けを予定している。地上1階平屋建てで、カインズ棟約31622平方メートルと飲食棟約1446平方メートル。寿司店やコーヒーショップなどの飲食店が入る予定。販売アイテムは、久里浜店とほぼ同じ規模としている。485台収容できる駐車場を完備する。三浦店出店計画に関して同社広報部は「三浦市民の需要を見込んで計画した」と話す。
ここは、1955年〜65年代にかけて西武鉄道が観光開発目的で埋め立てた土地。用地提供で県営住宅や臨海高校が建てられ、一時期球場もあった。その後、都内の業者が土地を買い、リゾート型マンション計画が持ち上がったが進展のない状況が続いている。
懸念される交通渋滞
隣接する134号線は、夕方や週末になると上りは横須賀まで、下りは引橋交差点まで渋滞することも。オープンで、さらなる混乱が予想される。開発業者と地域住民の橋渡し役として組織された入江や黒崎など地元5区の区長らで組織する入江地区開発対策委員会(石渡道臣委員長)は、夏頃からカインズや工事業者と会合を重ねてきた。渋滞対策として、ガードマンの配置や駐車場出入り口の工夫などで対応する旨が伝えられている。石渡委員長は「大型店出店に地元住民の約7割は歓迎の意向を示している。懸念されているのが渋滞。周辺の道路は地域の人も使う。混乱のない対応をとってもらえれば」と話す。カインズ広報部は「警察と協議し、できるだけ混乱ないよう対応していきたい」としている。
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